鹿児島【 2018年1月20日(土) 第4回鹿児島未来170人会議 を開催しました 】
*鹿児島未来170人会議とは
鹿児島県に「対話」と「挑戦」の協働文化をつくるプロジェクトです。
地域にある社会課題が行政・企業・NPOなどのセクターを超えた県民同士の対話によって扱われ、
解決のためのアイデアとアクションがその中から自然と湧き起こってくる日常を目指して、
その象徴となる場づくりを県内各地で行っています。
「いつか誰かが何とかしてくれるはず」という他人任せの生き方や暮らし方ではなく、
目の前にある課題を「自分たちの手で解決できる」という感覚は、
私たちに豊かさを与えてくれるのではないかと考えます。
そして、独りではなく誰かと共に生きる「つながり」の中にこそ、
私たちの幸せはあるのではないでしょうか。
「鹿児島未来170人会議」は、これからの時代の地域コミュニティの在り方を提案します。
*第4回鹿児島未来170人会議について
日時:2018年1月20日(土)10:00-17:00
場所:かごしま県民交流センター (大ホール・中ホール)
定員:170人(事前申込制)
参加費:無料
→参加申込は締め切りました。ご了承ください。(1月19日更新)
◎過去の開催についての記事は下記をご覧ください
・あしたのコミュニティーラボ より
http://www.ashita-lab.jp/columns/7900/
・ONESELF Lab by kazaguluma より
https://kazaguluma.com/category/blog/kagoshimamirai170ninkaigi
*過去のプレゼンターの"今"を追いかける
2015年からスタートした鹿児島未来170人会議は今年で4回目の開催となります。
過去3回で登壇いただいたいプレゼンターは31名。
1人ひとりにとって170人会議に参加したことはどんな意味や気づきがあったのか。
そして当時のテーマ(取り組み)は今どうなっているのか。
過去のプレゼンターすべてではありませんが、ご紹介いたします。
◇ 第1回プレゼンター(2015)◇
No.01 関 美穂子氏(地域おこし協力隊(薩摩川内市・下甑島)/アラワス)
<どんな意味があったか>
プレゼンターとして参加した、第一回。参加者のみなさんがあたたかく、私の課題を自分ごととして一緒に考えてくださいました。それまでどこか、周りに背伸びして「完成された、ツルツルした綺麗なものがたり」を話そうとしていた自分がいましたが、もっと周りを信頼して「未完成な、ザラザラボコボコしている、課題や悩みもある今の想い」を共有しても良いのだと気付く体験で、それから日々の発信の仕方も変わった気がします。
<チャレンジの今>
助八古道プロジェクトは地元の皆さんのペースで続いています。ぜひ遊びに来てくださいね。また、私は地域おこし協力隊の任期終了後「可視化グラフィックライター」として、イラストや文字で話や場の内容をその場で描きおこし、相手をサポートする仕事をしています。そして今回は仲間とチームで170人会議をグラフィックでお手伝いすることになりました!みなさんとあたたかい場を共に過ごせることを楽しみにしております。
No.02 鈴木 あかね氏 / 共同通信グループNNA(駐シンガポール記者)
<どんな意味があったか>
発表後のグループディスカッションで参加者のみなさんに書いていただいたアイディアの数々の写真は、今も大切に保存しています。パネルでは「利益が出ることで持続可能な環境ビジネスになるんだよ」という視点のプレゼンをしました。これに対して、参加者の方から提供してもらった身近な問題意識や素朴な疑問は、新たにビジネスチャンスを見つけるためのたくさんのヒントになりました。
<チャレンジの今>
現在は当時の会社を辞め、シンガポールで経済紙の記者をしています。全く別の業界にいますが、相変わらず環境」や「ビジネス」への興味は尽きず、いろいろな会社を取材してまわっています。環境ビジネスをする側ではなく、応援する側として活動している感じです。仕事を変えた理由ですか?前職でアジアのさまざまな国と取引する内に、自分でも行きたくなったからです。国や会社が違っても好きなことは続けられると考えています。
No.03 緒方 康浩氏 / 株式会社リビタ
<どんな意味があったか>
当時は社会人1年目、メンターからは「やりたいこと、出来ること、やらなければいけないこと」が被さるところについて意識するようにという言葉をいただいておりました。当時から3年が経ち、そのあいだ企業で働くなかで、特に新たに企画を生み出したり、プロジェクトを発案する際にこの言葉を意識して、ブレイクスルーできたことは何回もありました。環境は変わりましたが、そのような形で今に活きております。
<チャレンジの今>
当時開催していた「GOOD MORNING MARKET@Kagoshima」をきっかけに、鹿児島県鹿屋市では「食と暮らしのマルクト@おおすみ」という月一回開催のマーケットが生まれ、いまでもその取り組みは続いています。私自身は当時から今に至るまで、”人の集まる場の運営”という柱のもと、コワーキングスペースや地域密着型のホテルの運営に携わり、当時もいまも変わらず企画や発信を役割として担うことが多いです。
No.04 原口 千尋氏 / かごしま探検の会(当時)
Travel & Travel Pty.Ltd(現在)
<どんな意味があったか>
会議に出たことでアイディアを共有してくれる人が現れて、何かをはじめるキッカケになったのではないかと思います。自分一人の頭の中に広がる構想や世界観は他と繋がり交わる事で動き出すという事に感動したのと同時に0を1に持っていく、それがとても難しいこと事である事も実感しました。
<チャレンジの今>
現在、鹿児島を離れ海外に居ますが、今でも鹿児島で想いを共感してくれた仲間が、これまでに無い形で海外の人との交流の場を作ろうとしてくれています。ナンパプロジェクトという枠を超えて、一方的にこちらから
声を掛けるのではなく海外からの旅行者の方から気軽に声を掛けてもらえるような、そんな場所が出来るのでは無いかと期待しています。
No.05 大村 瑛氏 / NPO法人桜島ミュージアム
<どんな意味があったか>
1人の力に限りはありますが、1人1人の力が掛け合わされるととても大きな力になることを、本会議を通じて体感することができました。それを可能にしたのは、本会議に集まる170人の熱量の高さと、意見を交換しやすい場づくりのおかげだと思います。多くの人々が集まるプロジェクトや会議をする際には、「どのようにしたら170人会議のような場を作れるだろうか」と考えるようになりました。
<チャレンジの今>
2015年(登壇年)に初開催した「灰フェス!」は、毎年恒例のイベントとなり、現在までに3回開催しました。本会議で得たたくさんの方々とのつながりやアイデアを形にし、よりよいイベントになるよう企画しています。鹿児島の悩みでも誇りでもある「火山灰」をテーマにした、世界で唯一(たぶん)のイベントです。
今年も開催する予定ですので、ぜひ一緒に「灰フェス!」を作りましょう(^^)
No.06 水口 義夫氏 / 鹿児島医療介護塾 事務局長・かごしま地域見守り
ネットワーク『みま〜も・かごしま』事務局長
<どんな意味があったか>
結論として参加してよかった。登壇することは準備も大変だし、たくさんの人を前にして宣言することは勇気のいることだから。しかし、皆の前で宣言することで追い込まれて行動する方向に進まざるをえない。(笑)
下記に記しますが実際『みま〜も・かごしま』という形でまちづくりの活動団体として大きく前進した。応援従っている人も多いように思います。私も応援したいと思います。勇気を持って頑張ってください!
<チャレンジの今>
鹿児島医療介護塾事務局長として「あらゆる地域の方々が豊かな生活を営むことができる「まちづくり」に向けて」というテーマで話をさせて頂きました。現在、2017年4月1日にかごしま地域見守りネットワーク『みま〜も・かごしま』を立ち上げ、望む方向へ向けて活動中です。介護塾からの派生組織として並存中です。
登壇したことはひっかけの一つであることは間違い無いです。今は更なる充実に向けて4月1日一周年イベントに向けて準備中。
No.07 原田 一世氏 / NPO法人フードバンクかごしま
No.08 加藤 潤氏 / NPO法人頴娃おこそ会 観光プロジェクトリーダー
No.09 西 弘子氏 / 介護士
No.10 四元 朝子氏 / かごしま文化情報センター(KCIC)
◇ 第2回プレゼンター(2016)◇
No.01 小西 里奈 / 鹿児島国際大学
<どんな意味があったか>
当時のわたしは「鹿児島学生リーダー会議」といって、同世代の横のつながりを作る活動をしていました。前に立って話すこともあまり得意ではなく、不安いっぱいで壇上に居たことを覚えています。想いに賛同して応援してくださる人があんなにもいることに感動しました。スピーカーをしたことは私の活動だけでなく、ちっぽけでもやりたいことを話すことがたくさんの勇気や後押しを生むことだと教えてくれました。
<チャレンジの今>
当時は、同世代の横のつながりを作っていた私ですが、現在は毎週金曜日の夕方に「そばる」というお店を借りて『ふらっと立ち寄れてあったかくて安心できて、楽しめて、繋がれる』ような時間づくり、空間作りを行っています。3月まで開ける予定なので、興味がある方は是非遊びに来てください。
第2回の私のように、今日参加する方たちが、1つでも理想に近づくことができますように。
No.02 赤塚 隼人氏 / 湯之元温泉非公式研究所 ゆのラボ
<どんな意味があったか>
170人会議に参加し、様々な観点からの物事の組み立て方を多く学びました。
それは、メンインでサポートして頂けるファシリテータ、スタッフ達からの助言があったからこそ。また自身の取り組みの振り返り。一歩立ち止まり、再度取り組みについて考え直すきっかけとなりました。短期間で作りあげた170人会議の仲間達とも素晴らしい時間を過ごせたと思います。
<チャレンジの今>
170人会議後は、視察に来て頂き、各方面から応援して頂きました。私個人としましては、現在組織を離れ、現在は湯之元のメンバ一人一人が許された時間を有効に使い「エアギター日本選手権」「ゆのまつり」など開催して街を盛り上げています。
No.03 福澤 知香氏 / NPO法人頴娃おこそ会 観光プロジェクト
暮らしの宿 福のや、
<どんな意味があったか>
170人会議に参加した時は、頴娃に移住してまだ半年程の頃でした。想いはあるものの、共に活動できる仲間や地域の方との信頼関係はできていない状況で、外部の応援者も少なかったです。170人会議登壇をきっかけに、頴娃に足を運び活動を見に来てくれる方が出てきたり、WSの時にもらったアイデアを生かし、色々なイベントを運営するまでに至りました。 自分の想いを語ることで、それに共鳴してくれた方が仲間になるので伝えることの大切さを感じました。
<チャレンジの今>
持続可能な観光地つくりに取り組むためのアイデアをもらいました。持続可能な観光地域づくりとは何かを考え、持続可能な観光事業が必要と判断しました。宿の運営をはじめ、宿泊者向けの滞在プログラムの企画催行をしています。現在は3月の宿移転オープンに向けて日々改修や発信を行っております!
No.04 須部 貴之氏 / 有限会社すべ産業 営業部長兼リノベーション事業部長
のきさき市鹿児島騎射場実行委員長
<どんな意味があったか>
今なんでこの活動をしているか?何のためにしているのか?
周りにとってどんな意味があるのか?ゴールはどこを目指しているのか?
など本質的な問いの中からその時の自分を整理する時間になったと思います。
また、一人ではなかなか整理できないことを、メンターや同じ登壇者達と一緒に意見交換する中で見えて来たこともあり、対話や仲間の重要性を感じた時間でもありました。この時のつながりが今の自分に大きな影響を与えています。
<チャレンジの今>
チャレンジしたかったことは、私の話を聞いたうえでその場にいる人たちが想うそれぞれの社会課題を共有し、「今、ここで、私たちにしかできないこと」を考えてプロジェクトを立案し、「まずやってみる!」という企画でした。どんな企画が起こるかも分からないなかライブ感たっぷりでしたが、結果「謎解き」をしている人がいて、「謎解き」と「のきさき市(騎射場のイベント)」がコラボしたりということに繋がったりしました。
No.05 大岩根 尚 / 合同会社むすひ
<どんな意味があったか>
ワークショップを設計する中で、自分がやりたいことについて改めて考え直し、深めることができました。また、他の登壇者や参加者、運営スタッフとのつながりができ、親友と呼べるような、応援したい仲間が増えました。このことを通じて「鹿児島」が自分のものに感じられるようになりました。また、170人会議のつながりがきっかけになって仕事の依頼や、引っ越し、さらに起業など、人生が大きく動いています。
<チャレンジの今>
2016年の170人会議で、「変態ハカセといっしょに「持続可能な島」をつくろう!」というテーマでプレゼンさせてもらいました。当時自分が仕事として関わっていた硫黄島をきっかけに、持続可能な社会について考えてもらうことを目的としたものでした。会議終了後、会議参加者と一緒に硫黄島に行き、実際に島を見てもらいました。それから1年後に起業し、島に行ったメンバーのうち2名と一緒に会社をやっています。
No.06 安藤 淳平氏 / 株式会社マチトビラ(当時)
鹿児島移住計画 代表(現在)
<どんな意味があったか>
急遽170人会議に登壇することになり戸惑いもあったが、会場で多くの方が「移住ドラフト会議」や「観光と移住の“あいだ”をつくる」というテーマに関心を持ってくれたことによって自身の課題感が的外れなことではないと勇気をもらうことができた。また170人会議で直接何かが生まれたというより、多くの方に取組を知ってもらえたことで、鹿児島の中でゆるやかな挑戦の後押しをしてもらえたと思っています。
<チャレンジの今>
移住ドラフト会議はこれまで鹿児島で2回開催し、昨年(2017年)の11月には全国の移住計画と共同で全国版(全国12地域が参加)の移住ドラフト会議を開催しました。その結果、実際に鹿児島に移り住んだり、東京と鹿児島を行き来したり、県外に住みながら鹿児島を応援してくれたりと「観光と移住の“あいだ”」に多様性が少しずつ生まれてきていると思います。
No.07 上村 修氏 / NPO法人福祉相談センターにじ
<どんな意味があったか>
本番を迎えるまでのファシリテーター等スタッフとの綿密な練り合わせ作業が私にとっては新鮮で、何より財産となりました。それまでの「楽しくやれればなんとかなるさ」程度で関わっていた「まちづくり」についての考え方が一掃。人を巻き込み、「未来」へ向けて方向性をまとめ上げていく『作業過程』は秀逸。「絶対妥協しない」「絶対手を抜かない」スタッフからそんな熱気も強く感じました。
<チャレンジの今>
170人会議前後で大きな変化はありません。でも、あれから2年たちますが、「男性の孤立化防止」に向けて、地域の方々とコツコツ活動できています。それは、こんな会議に参加でき、視野が広かったたことも大きかったでしょう。今では、少しでも理解者を広げようと、SNSを活用して、「だんだん馬渡」の情報発信を
活発化させています。声援を送ってくださる方が格段に増えましたね。
No.08 加藤 慶一氏 / 一般社団法人 Regional Sports
<どんな意味があったか>
当時、漠然と「スポーツ&アクティビティ」で何かしたい!と考えていた時に170人会議と出会い、地元鹿児島に貢献したい想いで登壇しました。正直、それから鹿児島での活動はできておらず、貢献もできておりませんが、2018年1月に一般社団法人を設立し、東京を中心に少しずつ「地域×スポーツ&アクティビティ」の活動を進めております。実績やノウハウを蓄積し、近いうちに鹿児島のために貢献できることを目標に日々活動しています。
<チャレンジの今>
私が実現したいことは、アクティビティ&スポーツを使って地域への人の行き来を増やすことです。地域の魅力は「そこにしかない土地や景観」が最たるものだと考えております。それを活用したイベント開催や既存イベントをより知ってもらうためのお手伝いをして、「交流人口」を増やすことが目標です。現在は東京を中心に活動していますが、志を共にし鹿児島で活動いただける方を募集しています!
No.09 東 愛理氏 / ゆす村農園有限会社
No.10 山口 ひとみ氏 / Cafemomo
◇ 第3回プレゼンター(2017)◇
No.01 浜本 麦氏 / NPO法人くすの木自然館 専務理事兼専門研究員
<どんな意味があったか>
登壇したことは私にとって、とても大きな転機になりました。登壇して発表するために、自分自身を深く振り返り、何を大切に今の活動を行っているのかをしっかりと見直し、自分一人でできることの限界を知ったことで、知らず知らずのうちに作っていた自分の殻、周りへの壁を壊すことができました。また、同じような熱い思いの仲間と出会い、つながり、そして、その仲間たちと思いを共有することもできました。
<チャレンジの今>
登壇した日を境に、多くの仲間が集まってくれるようになりました。そして、当時はできていなかったことが何個も達成できています。今は、次の段階「『重富海岸を本気で思うもっとたくさんの主体』とつながって、重富海岸の周りも一緒に盛り上げていく」に入っています。何かを成し遂げたい時、自分でなんでもするのではなく、一緒に同じイメージを持てる仲間を見つけられることはとても大切だと実感しています。
No.02 亀井 愛子氏 / 喜入子育てコミュニティKADAN
<どんな意味があったか>
「170人会議」という熱い空気の中に身を委ねたことは大きな経験でした。プレゼンの中身をチームで作り上げていく中で何のために自分は今の活動をしているのか。本質に目を向けることは時にキツい事でもありましたがこんなにも問いを持って自分自身を振り返る機会はいままでにないことでした。「それでもやっぱりやりたいんだ」という私なりの信念を持つことができました。
<チャレンジの今>
子育てを一人で抱え悩んでいたころの孤独感に「共感していただいた声」またそんな思いをしている人がいるんだということに「気付いたという声」を多くいただきました。少子高齢化過疎化の波が押し寄せる喜入地域にあって、共に子育てを楽しもうという地域の想いの高まりがみられます。これからも情報発信の機会と集える場作りを通して、多くのみなさんと”楽しく子育ての出来るまち”を目指します。
No.03 北村 愛氏 / 鹿児島中央助産院
<どんな意味があったか>
170人会議の前のプロセスで、自分自身に向き合う作業を仲間たちと繰り返し丁寧に行ったことが、大きな気づきと活動の力を得ることにつながったように思います。喜びも大きい助産院の仕事ですが、未来を見据え、社会の中で「お産」がおかれている状況を考えると嘆きたくなる現状です。孤軍奮闘と感じることも多いです。しかし、自分が助産院のお産とそのケアを守りたいと心の底から思っていること、自分がこの仕事を使命だと思っていることに気づき、この一年は、お母さんたちとのつながりを大事にし、スタッフと夢を共有することに努め、助産師教育や看護師教育など種まき作業にも精を出しました。志を共有する仲間とも多くつながれました。
<チャレンジの今>
お産が傷つき体験になり、わが子に向き合えず苦しんでいるお母さんを一人でも減らしていきたいと思っています。行政や産科医師たちとのつながり、志を共にする助産師仲間とのつながり、お母さんたちとのつながり、未来の助産師や看護師たち、未来のお母さん・お父さんとのつながりを大事にする自分自身の意識が高まったことで、「母子の力を大事にしたい」を共有する仲間が増えたことを実感します。地道に、諦めずに、「産むこと・生まれることを大事にしたいお母さんと家族」「産む人・生まれる人を受け止め、寄り添いたい助産師」「母子の力を信じ、見守る医師」この3者が揃う社会にしていきたいと思って活動を続けています。
No.4 坂口 修一郎氏 / 株式会社BAGN代表
グッドネイバーズジャンボリー主宰
<どんな意味があったか>
登壇がプロジェクトの中でひとつの具体的な目標となったことで、チームのメンバーや活動地域の人たちと出会えたこと。東京と鹿児島の2拠点で準備するのはしんどかったですが、プロセスの途中で横に11人の同じ思いを共有するこんなにも面白い人たちがいるということに改めて気づけたことは心強かったです。その繋がりの中から雑誌SOTOKOTOの特集に地域の人たちと一緒に取り上げてもらったりと新しい動きも生まれました。
<チャレンジの今>
その後プロジェクトは地域や役場の方々を巻き込み佳境にさしかかっています。ここまでくるのに1年かかってしまいましたが、もし170人会議に登壇していなかったらもっとかかっていたはず。おかげで地域には確実にポジティブな変化が起きています。9回目となるグッドネイバーズ・ジャンボリーも地域の方々と一緒に今年も8月に開催予定。その時にはプロジェクトの成果も見ていただけるのではと思っています!
No.05 白畑 瞬氏 / Amanico島案内人
<どんな意味があったか>
伝えたいことが明確になりました。10分という短い時間に伝えたいことを話すって最初はとても大変だなと思いました。3ヶ月チーム一段となり何度も何度も話し合いました。あきらめずに繰り返すことで一番大事なことに気づきました。それは自分の心で感じたことを言葉に変えて発する勇気。大丈夫だよって応援してくれる仲間がそばにいることの大切さです。僕はそんな仲間たちと170人会議で出会いました。
<チャレンジの今>
未来会議で出会った仲間との挑戦は一年の時をへて動きました。奄美と鹿児島のチームで今年の5月中旬に一人乗りのカヌーで大海原を渡り鹿児島を目指します。あきらめない心と挑戦する心を伝えるためにそれがいつの日か誇りに変わる日をみんなで夢見て。
No.06 田仲 正明氏 / 鹿児島ユナイテッドFC公認カフェ ユナはん
<どんな意味があったか>
若い方々からの反響の大きさに喜んでいます。僕が話したのはサッカーについてでしたが、もともとサッカーに興味がなかった方々が少し興味を持ったり、エンターテイメントについて考えるきっかけになったりしているようで、とても嬉しいです。地域活性に携わる上でハードだけではなくソフト面にももっと意識してもらえたらありがたいですね。
<チャレンジの今>
エンターテイメントをさらに楽しむには学習が必要で、学べばそれをもっと好きになることができますよ、というのが僕の伝えたかったコアメッセージ。今はそれをテレビゲームで遊ぶことで知らず知らずのうちに学んでしまっている、そんなイベントを行ったりしています。ゲーム機をクラウドファンディングで資金集めして購入したりも。新しい仕組みを活用してさらにサッカー好きを増やしていきたいですね。
No.07 野中 翔太氏 / おむすび
<どんな意味があったか>
①「それは本当にやりたい事?何でそう思う?どうしたい?」と、自分自身に深く問いかける事ができるようになった。心へのロジックツリーのような感じ。それが自身を突き動かす温かい原動力になっている。
②170人会議前まで、情熱と勢いで走ってきていた。しかし、本当に人に何かを伝えたい時、「想い」だけでなく、それが湧き上がる原点にこそ伝播する力があると気づいた。飾らず、素直に、熱く、楽しく生きていける機会になった。
<チャレンジの今>
170人会議で出会った人が仲間に加わり、一緒にイベントに込められた想いを発信している。おむすびの発信以外にもテレビ、ラジオ、紙面等で機会を頂けるようになった。また、イベント主催者向けのイベントも開催でき、今後の鹿児島の可能性を確信した。イベントの深い部分をもっと伝える方法を共有し、地域の情報を届ける一助になれていると感じる。さらなる課題を見つける事ができたので、現在はそれを解決し、もっと面白く地域に役立ててもらえるよう改良版を開発中。
No.08 原田 一世氏 / NPO法人フードバンクかごしま
<どんな意味があったか>
170人会議に登壇することで、これまで取り組んできたことを整理することができました。また、サポートメンバーとの関係づくりができたことでテーマに関して継続して取り組むことができています。テーマに関しては参加者にとって喫緊の課題として感じにくい部分もあったかもしれないとは思いますが、「気づき」や「きっかけ」になってもらえればと考え、限られた時間内で広く多くの人に知ってもらえたのではないかと思います。
<チャレンジの今>
170に人会議をきっかけに始めたHUG(避難所運営ゲーム)に関しては、県内各地で開催することができ、また鹿児島県版のHUGの作成にも取り組むことにつながりました。災害に備えるための平時の繋がりについて今後も鹿児島県内外で企業や行政、NPO、有識者、県民など多様な主体との協働によって広く多くの人たちに伝えていければと考えます。
No.09 吉村 佑太氏 / 美山観光協力隊(日置市地域おこし協力隊)
<どんな意味があったか>
当初は自身の活動を多くの方に知ってもらい、応援者を作るイベントだと思っていましたが、「本当に大切にしている事ってなんだ?」という、170人会議本番までの深いプロセスを経る事で、本当に自分が世の中に伝えたい事が見えた事、また、登壇者・ファシリ・メンターなど関係者同士の繋がりも深くなった事で、自身の活動への展開があった事など、170人会議への参加は私の人生にとって重要なターニングポイントになりました。
<チャレンジの今>
当日のプレゼンの中で「地域総合商社を作る」という目標を宣言しましたが、実際に会社設立に向けて前進しています。これも170人会議で私の考え方を知った地区内外、多くの方が注目し、バックアップしてくださっているおかげだと思います。また、「感謝が循環する仕組み」という考え方も、170人会議本番に向かうまでのプロセスの中で生み出された言葉で、新しいプロジェクトを作っていく上で都度、大切にしているテーマです。
No.10 石川 世太氏 / 中高生ミーティング
<どんな意味があったか>
プレゼン準備の3ヶ月、プレゼンづくりの最終フェーズを通して、自分たちが取り組みを通して現したい世界観を描くことができました。あの機会がなければ至れなかったと確信していて、他のプレゼンターとプロセスを共にする流れに今でも大きな可能性を感じます。プレゼン・ワークショップを通してつながれた方が後日イベントに参加してくれたり、つながりの拡大を実感しています。
<チャレンジの今>
プレゼンの年の2017年、「中高生ミーティング」は「まちづくり100人キャンプファイヤー!」という企画も含めた大きな展開となり、中高生と社会が共にできることの可能性を広げました。プレゼン後、「たきびと」と名称を変えた対話の場を毎月1回開催し続け、そこでしか言葉にできないことを聴き合うようなあたたかい安心の場をつくっています。そうした対話の機会を必要としている方、ぜひご一緒しましょう。
No.11 神明 竜平氏 / 長島大陸Nセンター
No.12 中村 純也氏 / 社会福祉法人旭生会 旭ヶ丘園
鹿児島天文館総合研究所 Ten-Lab
船津町オフィス
〒892-0831 鹿児島市船津町1ー11-3F Brains Studio TEL 080-2785-4563(代表)
営業時間 月~金 9:00~18:00