宮さんのTen-Lab日記 ④ (6月 第2部)

 

「TenDokuパラダイス」Ⅱ

 

(前半はこちらをご覧ください)

 

 TenDokuについて、常連さんと新人さんの生の声を聞いみた(表現はなるべくそのままにしてある)。

「とにかく楽しい。司馬遼太郎の本をずっと読んできた。参加の動機は司馬や彼の著書についてみんなに話をしたっかったから」(70代常連男性Sさん)

 

「好きな本を思い切り好きって入(はい)れるところ。他の集まりでは、これほどたくさん本について語れない。またいろいろな友達ができたし、本好きが加速した」(30代常連男性Sさん)

 

「もともと本好き。マンガから本を読むようになった。TenDokuに参加してからは今まで読もうとしなかった本を読むようになった(例えば、司馬、三島とか)。また、自分がすすめる本にみんなが興味を持ってくれる、何を持ってきてもみんなが食いついてくれる、本当にうれしい時間。さらには、日曜日の午前がありがたい。朝『よっしゃ!』で起きるようになった。午後もゆっくり大事に過ごせる」(30代常連女性Mさん)

 

「参加する人も本のジャンルもいろいろ。話が幅広い。こういう見方もあるのか。固まっていたものから開放される」(40代新人男性Oさん)

 

「刺激を受ける。自分の読む本は傾向が決まっている。違った部分を聞ける。また、村上春樹は好きだけどみんなそれぞれ感じ方が違う」(20代新人男性Nさん)

 

 読書の効用のひとつに「本はパーソナルに響く存在。その響き方も個別なのが面白い」があったのを思い出す。

 

 ところで私は、2月26日からこれまでTenDokuに5回参加して来た。私にとってのTenDokuとは?今年63歳とはいえ、老眼がかなり進行し読書専用の眼鏡を買ったほど。記憶力もかなり落ちてきた(長年の酒の飲みすぎも影響か?)。老化は否めないところだが、必ずTenDoku用に1ヶ月に2冊読む、読書録を作成する、そしてTenDoku本番へ。比較的平凡な日々に新しいリズムが加わった。楽しむことが第一義だが、頭脳の老化にはなんとかブレーキをかけないと正直ヤバい。TenDokuはその一助になりそう。

 

 職もいろいろ経験してきたが、私の性格には厭(飽)きやすく中途半端な面が多分にあるようだ。しかしながら、読む、書く、歩く、飲むだけは永久不変?だ。TenDokuとの出会いでこれらに拍車がかかった。ちなみに私は、会場の喫茶店やカフェまで常盤の自宅から往復歩くし、昼間からビールを飲む(アルコールは脳に悪いと認識しておりながらついつい。だって、TenDoku後は格別にうまいんだもの!)。  

 

 何はともあれ、回を重ねる毎に次のTenDokuが待ち遠しくてならない。きっとこれからも余程の事がない限り毎回TenDokuへ通うことだろう。本と人が大好きな私だから。

 

 ここで私の悪乗りに少々おつきあいをお願いしたい。Ten-Labの親父ギャグ担当としても忠実にその役目を果たさねばならないので。実は、私には他にもTenDokuが!?

1.公園の空の下で缶ビール片手に文庫本。テンゴクッ!

2.行きつけのお店で月に1~2回天せいろそばと日本酒で週刊誌をチェック

3.夕方4時ごろからジャズをBGMにちびちび酒を飲みながら本を読む。まさに至福の時だ。あの世でもこうありたいもの(天国へ行けるかな?)。

わかりますよね。いやいや失礼しました(笑)。

 

 

 さて、これまでみんなのTenDokuについての感想、TenDokuへの思いなど縷々紹介してきたが、TenDokuの効用というかまだまだある。

 

1.おすすめの本を他の参加者が読みたくなること

 5月11日のTenDokuでは前回参加者がすすめた本を別な人が再び持ち込むという事件!?が起きた。初めてに近い珍しいことだったようだ。

 

2.おすすめ本を紹介してあげたくなること

 30代常連女性Mさんのおすすめ本は、私とジャンルが違うこともあり、とりわけ新鮮で心に残る。例えば、

・伊藤進『ほめるな』(講談社現代新書) 

・大宮勇雄『学びの物語の保育実践』(ひとなる書房)

・前田京子『お風呂の楽しみ』(飛鳥新社)

といった本は、子育て世代をはじめとして推奨したくなる。

 

3.行ってみたくなること

 福岡ブックスキューブリックの赤坂けやき通り店と箱崎店には、私以外にも何人か行ってみたいと言ってくれた。折りしも4月末、「泊まれる本屋」と銘打った宿泊施設「ブック アンド ベッド トウキョウ」が、福岡パルコの新館6階にオープンした。同じく4月末、紀伊国屋書店が「天神イムズ」に新店を開設した。メインターゲットは女性。「レディースゾーン」が店舗面積の約3割を占める。併せて見学したいものだ。

 連休明けの5月14日だったか、熊本県玉名市草枕交流館を訪れ、購入したという『草枕』の絵本を持ち込んだ参加者もいた。玉名市経由の1泊2日で「TenDokuツアーin福岡」なんてどうだろう?みんなで天文館ならぬ天神でTenDoku!(毎度すみません)

 

 さらにTenDokuにはハッピーなエピソードも。「TenDokuにまた参加したいというモチベーションにより、入院していた年輩の方がぐんぐん元気になった」「TenDokuで出会い結婚したカップルが数組いる(すごい!)」ことなど知った。

 

 現在TenDokuスタイルの読書会は、KiriDoku(霧島市)やIbuDoku(指宿市)など県内各地で開催されている。6月11日には「IbuDoku」のメンバーHさんが『はじめての文学講座 夏目漱石生誕150年-「漱石力」の効用、「文学」の可能性-』と『指宿から全国へ!本のある空間を届けるブックカフェプロジェクト』の案内を兼ねて交流にやって来た。お問い合わせは、NPO法人 本と人をつなぐ「そらまめの会」へ。

 

 そういえば3月26日には、女性だけの読書会を主宰している参加者からお花見のお誘いもあった。おじさんも行ったら良かったなあ。交流も魅力だ。

 

 日曜朝の素敵なひと時、まさにTenDokuはパラダイス(楽園)。さあ、あなたもTenDokuワールドへいかが。詳しくはTenDokuのホームページを。