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鹿児島ものかたり が伝えようとしたこと

3月中旬に3日間限定で開催した「鹿児島ものかたり」多くの皆様にお越しいただき、まことにありがとうございました。

 

今日は、この舞台で伝えたかったことを。

Ten-Labがいわゆるコミュニティ形成を始めたのは2010年1月。

 

それから、TenDoku、TenBizなどの複数の都市型コミュニティを形成してきました。

 

その後、甑島や種子島など離島地域のコミュニティ再生を支援してきました。

 

都市型コミュニティと中山間地域や離島地域のコミュニティの一番の違いは、後者が職住近接であるということ。

 

都市部におけるコミュニティは、家と職場以外の3rd Place(第3の居場所)を求めて生まれるのに対し、過疎地域におけるコミュニティはもっと職場や家と近い場となるため、求められるものも多様に、かつシビアになります。


たとえば、甑島に入って開発した、大漁旗の前掛け。

 

種子島に入ってサポートしている、生姜山集落の商品開発。

 

どちらも、地域の活力を取り戻すための取り組みとして、目に見える商業上の成果を目指す取り組みをバックアップしてきました。

 

これらの地域では、生活と、仕事と、暮らしがひとつの場所で簡潔しているため、コミュニティの再生の一部に、経済との接点作りが求められます。

 

 

そして、鹿児島ものかたり。

 

この取り組みは、コミュニティがベースとなった商品開発の出口をつくるというもの。

 

言い換えると、想いを持って集まる人たちの取り組みが持続するために、避けて通れない試練の舞台。