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プロボノという関わり方

垂水市 海潟地域の再生を目指す「海潟温泉再生会」との出会いは今年の1月。

 

お世話になっている方から「ちょっとヘルプ!」と声をかけられ、出向いた先は桜島のふもと、海潟地区の素敵な仲間の集まりでした。

 

代表の和田将史さんは温泉とは直接の関係がないクリーニング店の後継者(→こちらの写真の方)。

温泉街再生チームのリーダーがクリーニング店のひとって、なんかいいですよね。

 

僕はこのチームで、会議の運営をお手伝い(ファシリテート)しています。

 

Ten-Labでは、対話の場作りを仕事としてやっているので、普段は対価をいただいていろんな地域に入っています。が、ここでは今のところ「永山個人として」無報酬で動いています。

 

業務上で培ったスキルや経験を、無報酬で地域に還元するというこういった取り組みはプロボノとして最近少しずつ認識されつつあります。

 

このBlogをご覧いただいている方の中には、僕がビジネスとして入っている地域の方もいらっしゃると思いますので、そういう方の中から、「なんでウチは有料で、あちらは無料なんだ?!」というお叱りをうけそうですが、無報酬でもやりたい!という案件がどういう案件なのかを、簡単に整理してみることにしました。


<永山が、プロボノとして地域に入る要件>

1.ずっとその地域で生きる、その活動を続けることを前提とした人(覚悟を決めた人)が居ること。(なので、人事異動が前提となる行政の皆さんからのご依頼は無報酬で受けることは少ないです)

 

2.自分のスキルや経験が、その人から切実に求められていること。(求められていないのに、サポートで入る必要はないです)

 

3.そのサポートが他の人では十分に果たせないこと。(地域の中、もしくは団体のなかにそれを担える人がいれば、その人にやってもらったほうが良いです)

 

4.未知の取り組みであって、僕自身にとっても新しいチャレンジであること。(無報酬で受けた仕事の成果を、本業の中で何かしらの場面に生かす余地があると、こちらとしてもモチベーションがあがります)

 

 

こうして考えると、金銭的な報酬はなくても、プロボノとして地域にかかわることでいろんな恩恵を受けているんだなあと改めて感じます。

Ten-Labでは、いま、離島地域をプロボノとして支える仲間を募集しています。

 

このBlogをご覧の皆様、よろしければプロボノとして、新しい価値観に触れてみませんか?

 

(永山)